私事ですが本業でコンサルみたいなこともやってまして、いろんな業種の方とお話することが多いです。
最近は店舗ビジネスされてる方と脳科学・心理学の仕事されてる方と話をすることが多いんですが、ちょっと思ったことがありました。
「ビジネスとPvPってすっげー似てるなー」と。
レストラン経営とPvP
店舗ビジネスの例で言うと…
「売れるレストラン」をつくるために、うまい料理を出すことは大切かもしれません。
でも同時に、うまい料理を追求し続けたすべてのレストランが必ずしも繁盛する…という訳ではない。
どんなにうまい飯を出す店でも、接客がクソだったり、店内が清潔感ゼロだったり、席が狭すぎて腰がいたくなるような座席だったら客足も遠のきます。
逆に、決して極上の料理を出す訳ではないのに行列が絶えない人気のお店とかもザラありますね。
飯は普通以下だけど子連れに人気のファミレスとか、大通りに面しててサラリーマンに人気のそば屋とか。
レストランとして成功したいのであれば、完璧な料理は「必要絶対条件」ではなく、「マズくなく、普通に食える料理」さえあれば、とりあえずは問題ナシということ。
むしろ料理よりも、
- どのようなターゲットを想定するか
- どこに店舗を出すか
- 近隣レストランとどう差をつけるか
- 何をウリにするのか
- どのようなサービスを心がけるか
- 単価をどれくらいに設定するか
- 今のリソースでどういった結果が予測できるか
…といった、「経営面」での戦略というか立ち回りが必須になる訳です。
これってゲームも一緒だよなーと。
本当に重要なのは、「技術や武器よりも、戦略や立回り」…ってことです。
撃ち合いのテクニックを磨いて、より強い武器を掘ることよりも、
- そもそも1vs多になるような状況をつくらない
- 強ポジを取れるようにする
- メタとなる武器やキャラ把握する
- 戦況から敵の位置を予測する
- 自分の役割を考えて立ち回る
…といった、戦略・立回り・思考の部分が、勝敗を大きく左右するなと。
https://team1986.jp/d2-pvp-1geki/
vPで負けたらだいたい原因を外部に置きがち
人間(というか日本人)って、物事の原因を自分の外に持っていきがちな習性があります。
というか脳が自己防衛のためにそうなるようプログラムされてるらしいです。
何を隠そう私がまさにそうでして、Destiny2で連敗してるときに、
- 「みんなが持ってる強武器(ルナの遠吠えとか)を手に入れないと高ランク帯にはいけないな」
- 「だから負けても仕方ない」
と考えてましたからね。
ライフリミット、神秘帯後半になるとはルナの遠吠えないと撃ち勝てなくなってる感じがあって結構ムカついてくるな。
— セプテンバー荒井【GAME1986編集長】 (@araithegamer) November 26, 2019
そこに「自分が悪い」という思考が入る余地が無いわけです。
ただ、後から自分の動画を見返してみると、反省すべき点が腐るほど出てきます。
一歩引いて客観的に見てはじめて、
- 「もっとこうできたはず」
- 「ここを改善するべきだった」
というのが見えてきます。
勝てない原因を自分の中に探すのオススメです
もし負け続けている、勝てないのであれば、武器やスキルではなく「自分は何を改善するべきなのか」という視点からスタートしてみると良いかもしれません。
詳細は省きますが、人間の脳は物事の変化を外部ではなく内面主体で考えるようになると、ストレスが一気に減るようにできてるといいます。
また、何かが改善できたとき、その理由を外部でなく内面に見出すことができるようになると、幸福度も増すといいます。(このあたりは脳科学の人が教えてくれた)
勝ちたいのであれば、まずは客観的な視点から立回りを見直してみる。
そして、負けの原因を自分の中に見出してみる…というのが、長期的にPvPを続け、そして勝てる体質をつくっていくのに必要なことなのかなと。参考にしてみてください。
こう考えると、eスポーツとかで客観的にものが言えるコーチとかって、やっぱり重要なんだなーとも思います。
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