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【シルバー事件・評価】なぜSUDA51は世界のゲーマーを魅了するのか?シルバー事件のレビューとその魅力を解説

おなかを下しました。

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シルバー事件HDリマスターのMac版のリリースが決定

2016年8月2日〜5日の4日間、アメリカはシアトルで開催されたゲーマーのための大型ゲームイベント「PAX west」にて、SUDA51氏本人から2016年秋発売のシルバー事件HDリマスターのMac版のリリースがアナウンスされ、一部界隈で大いに盛り上がっています。

おいマジかよ!もともとWindows版でのリリースがアナウンスされていて、購入を諦めかけていた自分には朗報でした。

追記:発売されました!↓

シルバー事件ってどんなゲーム?

「シルバー事件」は、グラスホッパーマニュファクチュア(Glasshopper Manufacture, 通称GHM)が製作した、1999年発売の初代プレイステーションのアドベンチャーゲームです。

下記は、公式サイトから引用した、プロローグのストーリー概要になります。

帰宅中のクサビ。彼が運転する車のヘッドライトに男のシルエットが浮かび上がる。左手に生首、右手に拳銃。男は発砲、そして逃走する。クサビの無線連絡により、公安突入部隊が出動する。男の潜伏先は用途不明の建造物「カリフラワー」。突入員のひとりであるプレイヤー-あなた-は、そこで錯乱した女、そして首のない死体を発見する。激しい銃撃戦の末、あなたは犯人を追いつめる。クサビもまた、突入現場に駆けつける。犯人との対峙ー冷ややかな結末が待ち受ける

この後、公安突入部隊は主人公を残して全員が死亡・再起不能に。クサビに拾われた主人公は、クサビの所属する24署凶悪犯罪課の預かりとなり、その後はクサビのもとで特別捜査官として活躍していくことになります。

ちなみに主人公は刑事ドラマよろしくあだ名をつけられるんですが、そのあだ名が「デカチン」。チンチラ刑事(デカ)で、略してデカチン。おい!

kusabitetsu

出典:thesilvercase.co

「刑事にはアダナだろうが。
チンチラ刑事だったら長いだろ?チンチラデカ。
だからこの俺のセンスをもってだな、デカチンと縮めてやった訳だ。
モリカワはこのセンス判るだろ?」

このゲーム、発売当初は“そこそこの評価”で、あまり話題にはのぼらなかった記憶があります。私も当時は「かっこいいジャケットで気になるなー」くらいの感想だったんですが、その後じわじわと売れ始め、しまいにはソフトにプレミア価格が付くほど入手困難になりました。埋もれた名作ってやつですね。

そして、ようやくプレイできたのが、発売から9年たった2008年。PS3のゲームアーカイブスでの配信が開始され、当時のPSストアランキングでも割と上位をキープしていた記憶があります。価格は600円とお手頃で、アーカイブスで見かけた時は秒速で購入し、3日でクリアしました。

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シルバー事件がここまで評価されている理由とは?

kamuinet

出典:http://kamuinet.com/JP/

実はこのゲーム、“ゲーム性”という点から見ると、ごく普通のアドベンチャーゲームに過ぎません。シナリオも一本道で、ゲームオーバーという概念はナシ。100人プレイすれば100人が同じ道を通るアドベンチャーゲームです。

では、なぜそんなゲームが世界中でファンを生むきっかけになり得たのか?その理由は、このゲームでディレクターをつとめた須田剛一氏の存在に他なりません。

ゲームクリエイター:須田剛一氏について

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出典:www.kinokuniya.co.jp

須田剛一氏(SUDA51、須田51とも)は、ヒューマン株式会社で「トワイライトシンドローム」や「ムーンライトシンドローム」などのディレクションを経て独立し、1998年にグラスホッパーマニュファクチュアを設立。その記念すべき第一作目となったゲームこそが、このシルバー事件で、とにかく須田氏のやりたいことをとにかく詰め込みまくった作品となっています。

最大の魅力は、その「雰囲気」にあります。端的にあらわせば、「スタイリッシュ」もしくは「クール」という表現がふさわしいでしょう。助長なセリフの言い回しや、挿絵・映像のカット割り、作中のBGM、UI(ユーザーインターフェイス)…何から何まですべて規格外で新鮮。

かと思えば、適度なタイミングで、世界観を崩さない程度の適度な小ボケやメタ発言が炸裂し、それすらも「何これオシャレ…」と思えてしまう不思議。抱いて…

このゲームは、伝説的なカリスマ犯罪者として一部から熱狂的に祭り上げられている「ウエハラカムイ」と、彼に深く関係する「シルバー事件」の謎を中心にストーリーが進行していくきます。

チャプターごとにテーマがあり、そのそれぞれのシナリオが須田氏によって入念に練り込まれています。チャプターによってUIも違いますし、中心となる登場人物も違う。

また、真相があるにもかかわらずゲーム中では答えを明示しない、プレイヤーへの挑戦ともとれるシナリオも存在します。これについては、チャプターをリプレイしたり、プレイで判明した情報をもとに正しく推理すれば真相が見えてくるのですが、あえてゲーム中で答えを明示しないチャレンジングな姿勢に関心しましたし、シナリオも本当に良く出来ています。

私も一時期は須田氏に憧れすぎて、就活時期にはグラスホッパーマニュファクチュアへの入社方法を本気で探していました。まあ専門学校とかにも通ってないし結局諦めたんですけど、今でもGHMと須田さんへの憧れは強かったりします。好き。

このゲームから「須田ゲー」という言葉が生まれた

dan1出典:vgtimes.ru

その作風に惚れ込んだファンは日本のみならず世界中に存在するようで、「KILLER7」や「花と太陽と雨と」、「ノーモア★ヒーローズ」といった、「須田ゲー」と呼ばれる新しいジャンルを生み出しました。

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これまでにもたくさんのゲームがGHMからリリースされてきましたが、共通して言えることはとにかく、須田氏の趣味が全開なこと。随所に彼の好きなプロレスや洋楽ネタが見受けられることや、違う作品に共通のキャラクターが特別出演したりすることもあり、彼のファンであればニヤリとさせられる演出も少なくありません。

シルバー事件HDリマスター版は2016年秋発売

PS3のアーカイブでもプレイできますが、今回リリースされるシルバー事件HDリマスター版は、雰囲気はそのままに、ビジュアル面が大きくアップグレードされているようです。

2016年はGHM新作の「LET IT DIE」もリリース予定

letitdie01出典:http://letitdie.jp

また、シルバー事件HDリマスター版と並行して、須田氏とGHMによる完全新作のLET IT DIEもリリースされる予定。こちらはPS4で基本料金無料でプレイできるハックアンドスラッシュ要素の強いアクションゲームです。こっちも楽しみですね!

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