今日の仕事を急遽キャンセルして昨日と同じ猟場に日の出前から向かった。2連続である。
昨日、4つの猟場で発砲して鹿軍団をビビらせてしまったので、穫れるとは思ってない。
ただ、「連日同じ猟場に足を運んだら、鹿の動きに変化はあるか」が気になったので、それを知るために車を走らせた。
1ラウンド目。濃霧の中、昨日60mで外した鹿の餌場に向かう。
忍び足でいつものルートで、鹿がいるであろう場所にそろりそろりと近づいて、尾根を挟んで覗き込んでみた。
いた。ただ、昨日と違って1匹しかいない。やっぱ警戒してた?
射程はおおよそ50m。ハーフライフル銃身+レッドバードだと、若干こころもとない。もうちょっと近づきたい。
射撃を委託する木を決めて、そこまでのルート、身を隠せる木の本数、鹿からの視線・角度を計算して、ジリジリと距離を詰めた。目標の杉の木まで3本。
1本目の杉に移動。鹿が鳴いて駆けた。ただ、このときの俺は木だった。動じない。微動だにせず木に身を寄せ続ける。すると、鹿の足がすぐに止まった。
こちらを見ている。「ヒュンッ!」っていう警戒鳴きが2回、3回・・・
4回目で、「ヒュン?」に変わった。5回目あたりから「ヒュン…」。自信なくした?そのうちそこで餌を食い始めた。よしよし。
2本目の杉に移動。足元の枝に気を取られていてもう一度鹿を見ると、バッチリこっちを見ていた。
およそ5分が経過。鹿はこっちを見てる。俺も見ている。寒くて鼻水が出てきた。でも動かない。鹿との睨み合いが続く。
…鹿がまた餌を食べ始めた。目標の杉まであと1本。
とつぜん9時の方向から「ギュンッ!」とデカい鳴き声が。
試合終了。はい終わった。俺の負けです。あーあ。解散。姿は見えなかったが、横からすごい近くまで寄ってきてたっぽい。
鹿の群れの警戒鳴きの連鎖がどんどん遠のいていく。まあいいや。良い試合だった。たった1匹とあんなに長く対峙できるとは思わなかった。あのとき俺は完全に木になっていた。鼻水だらけの杉の木に。
2ラウンド目。100%いる流し猟スポットへ。2匹だけいた。いつもは5匹くらいいるのに今日は少ない・・・車を止めて覗き込んだらもう消えていた。通り過ぎる俺の車を凝視してたから、やっぱ警戒してたのかも。
諦めきれず、鹿が消えた奥地に100mほど進むと、広葉樹の中に2匹の鹿を確認。同じやつか別個体か。40mくらい?立射で1発。外した。下手くそすぎる。
おまけ。13時くらいに、猟場の一番高い山に登ることにした。目的は、昼に鹿がどこまで上に登るのかを確認したかったから。
ふもとから車で50mくらい登って、そこから150mくらいの登山。痕跡を見ながら気づいたけど、鹿がよく通る道は一目でわかる。歩きやすい。鹿が通ってなさそうな山肌には猪の痕跡。
山頂に到着。のんびり日向ぼっこしながら仕事のチャットに返信したりしてると、尾根の反対側で鹿が鳴いた。警戒鳴きっぽいけどちょとちがう。なんだこれ。きいたことな鳴き声。
20回とかそれくらい、いろんなパターンで鳴いてた。場所もまったく移動してないっぽい。
GPSを確認。奇襲をしかけたところで、引き出しに苦労する地形。引き出しするなら反対側から降りるしか無い。そして山の裾をぐるっと7kmくらい歩いて、車がある場所まで歩かにゃいかん。無理。やめた。
とりあえず、昼鹿がどこにいるかはわかった。さすがにここまで登るのはしんどい。昼は鹿に休んでもらって、俺も休むことにする。
ということで、鹿を騙して、立射をはずして、昼の鹿の場所を確認することができたのが今日。
あと一息、と思っても、まだまだ学ぶべきことがどんどん出てくる。あと射撃が下手くそすぎる。



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