ゲーム好きの皆さん、映画はお好きでしょうか?映画もゲームとはまた違ったワクワク感や面白さを提供してくれてとても良い文化ですよね。
それに、実はゲームを題材にした映画は結構多いのです。普段あまり映画を観ないという方でも好きなゲームが題材にされている作品でしたらとても楽しめると思います。
今回はゲームが好きな方なら楽しめる、観ておいて損は無い映画をご紹介していきたいと思います。
ドキュメンタリー
ビデオゲーム THE MOVIE
ゲームの歴史を学べるドキュメンタリー映画
この映画はクラウドファンディングで制作された映画となっており、ビデオゲームという文化の誕生から現在までの歴史を振り返ることが出来る内容となっています。ゲーム文化の興隆、世界的に有名な「ATARIショック」、そこからの業界の再生を、ゲーム映像を交えながら辿っていくことができます。
本作品は2部構成になっており、前半はゲームの歴史についてでしたが、後半ではこれからのゲーム文化の進化や在り方について、著名人とのインタビューを交えた話が展開されていきます。かの有名なメタルギアシリーズの生みの親である小島秀夫さんのインタビューもあるので、ファンには嬉しいですね。
実に多種多様なゲーム映像が出てくるので、ゲームが好きな人ならば、それを観ているだけでも楽しめるかもしれません。ゲームが好き、ゲームの歴史について知っておきたいという人にオススメの映画と言えるでしょう。
ATARI GAMEOVER
伝説のクソゲーの軌跡を大真面目に追跡!
世界初の家庭用ゲーム機の会社ATARI、そんなATARIが倒産しゲーム業界全体にまで暗い影を落としてしまった事件は「ATARIショック」と呼ばれています。この「ATARIショック」の引き金となったのが、かの有名な映画を題材としているにも関わらず伝説のクソゲーと名高い「E.T.」と言われています。
この映画では、「E.T.」がクソゲーとして生まれてしまった要因と、その「E.T.」にまつわる、「E.T.」が証拠隠滅の為に砂漠に大量に埋め捨てられているという都市伝説を大真面目に追及していく内容となっています。
ドキュメンタリー形式で話は進んでいきますが、都市伝説を実際に確かめるために、重機を持ち出して「E.T.」を発掘しようと試みたりと、涙あり笑いありで「ATARIショック」のことを良く知らないという方でも楽しめる内容となっています。
何故クソゲーは生まれてしまうのか、果たしてそれはクソゲーなのか。クリエイターの苦悩や業界の事情も知ることが出来、ゲームを愛している方ならばとても興味深い1本となっています。
リビングザゲーム
進化するeスポーツ、その選手にスポットライトを当てた作品
ゲームと言えば子どもの遊び…なんて言われた時代も過去のものとなりつつあり、その市場規模と競技人口に伴い、新たにゲームを生業とするプロゲーマーという職業が生まれました。本作品はそんなプロゲーマーという人種に焦点を当てたドキュメンタリー映画となっています。
格闘ゲーム好きの方なら一度は聞いたことがあるであろう、ストリートファイターのレジェンド、「梅原大吾」を始めとする国内外問わず5人のプロゲーマーたちが登場します。
圧倒的な実力で掴んだ栄光にも関わらず、それでも世間からは白い目で見られることもある。時代の先を行くが故に、理解されないことも多いプロゲーマーという職業についての光も影も存分に知ることが出来る作品となっています。
Branching Paths
インディーゲーム開発者たちを追ったドキュメンタリー
ゲームを楽しく遊ぶ人がいれば、情熱を持ってゲームを作っている人たちもいる。こちらの映画は日本のインディーゲーム界を舞台とした、クリエイター側の視点を描いた作品となっています。
インディーゲームの開発者へのインタビューやゲームイベントへの焦点が当てられており、彼らがどのような考えでゲームを制作しているのか、どんなものを目指しているのかを知ることが出来るようになっています。
ゲームが好きだという人も楽しめると思いますが、何より同じくゲームを作っている人や、ゲーム制作をしてみたい人にとっては、得るものが大きい作品だと思います。
劇場公開作品
ピクセル
宇宙人との決戦はゲーム対決!?
1980年代、NASAはまだ見ぬ宇宙にいるかもしれない友人たちに向けてゲームの映像をメッセージとして送りました。そして時は流れて2015年、本当に宇宙人たちがやってくるのですが、メッセージを宣戦布告と勘違いして襲いかかってきます。宇宙人の襲撃はゲームの法則に則っており、当時のゲーマーたちなら立ち向かえるかも…!ということで地球の命運を掛けてゲームオタクたちの戦いが始まるのでした。
題材にされているのはパックマンやドンキーコングなどの1980年代のアーケードゲームたちなので、当時ゲームセンターに通って遊んでいた人たちには懐かしい感覚で楽しむことができます。もちろん、当時のゲームを知らない人でも映画全体がギャグテイストで真面目にふざけている作りなので、笑って楽しむことができますよ。
シュガーラッシュ
ゲームの悪役が主人公のディズニー映画
アクションゲームの悪役として生まれた主人公のラルフですが、彼の望みはみんなに愛されるヒーローになること。役というだけで嫌われてばかりの現状に我慢できなくなった彼は、自分のゲームを飛び出し、お菓子の国のレースゲーム「シュガー・ラッシュ」に迷い込みます。そこで出会ったヴァネロペという少女もまた、ある理由でみんなから仲間外れにされていました。
80年代のゲームが舞台となっており、クッパやザンギエフと言った人気キャラクターたちも登場するので、当時を知る人にはとても懐かしく感じることができます。また、ディズニー映画らしく、素晴らしい映像美と心に訴えかけてくるメッセージ性の強い内容となっています。大人から子どもまで幅広い年代で楽しめる作品となっており、2018年には続編である「シュガー・ラッシュ:オンライン」も公開されました。
ヒーローが活躍する為には必要となる悪役キャラ。そんな彼らの苦悩を知ることができ、その上で正義とはなんだろうと考えさえてくれる作品となっています。
レディプレイヤー1
ポップカルチャー満載の誰が見ても楽しめる作品!
近未来の世界、荒廃した世界で暮らす現実を忘れるため、若者たちはVR世界「オアシス」で理想の生活を描いていました。しかしオアシスの創始者が死ぬときに「オアシスの鍵を解いたものに全ての遺産を渡す」という遺言を残します。この宣告を受けて、全世界で莫大な遺産を懸けた争奪戦が始まります。
監督はかの有名な「スティーヴン・スピルバーグ」。圧倒的な構成力で物語に引き込んでくれます。この作品の素晴らしい点は誰しもが知る有名な作品からちょっとマイナーな作品までを全て積め込んでいる点です。
VR世界が舞台ということで、ガンダムやOverWatch、果てはサンリオのキティちゃんまで登場します。ゲームだけでなく、映画や音楽など、とにかくありとあらゆるジャンルがごちゃ混ぜになって楽しませてくれるエンターテイメントは必見です!
超上級者向けカルト映画
スウィート・ロード
任天堂がスポンサーの青春ロードムービー
妹を失った悲しみで感情を閉ざした主人公のジミーは、腹違いの兄のコーリーと共に家出をしている最中に同じく家出少女のヘイリーに出会います。家出の途中でジミーの隠れたゲームの才能に気付いた3人はカリフォルニアで開催されるゲームトーナメントに参加しようとします。
内容としては子どもたちのゲームを通じての成長と家族の絆を描いた作品となっており、ゲームのことを知らなくても充分楽しめる出来となっています。しかし、この映画は任天堂がスポンサーということもあり、随所に数多くのゲームが登場するので、当時を懐かしみながら鑑賞することが出来ますよ。
物語中には「パワーグローブ」と「スーパーマリオブラザーズ3」が登場し、当時はこの映画でプレイ風景の先行公開という形となっていました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。誰でも楽しめる映画から、少しマニアックなゲームという文化にフォーカスした映画まで色々とあります。
ゲーム文化の背景や、様々な作品を知っておくとよりゲームを楽しめるかもしれませんね。
ゲームプレイに疲れたら少し休憩して、ゲームを題材にした映画を観てみるのもいいですよ。
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