どうも、ゆうたろうです。
突然ですが皆さん、「カプコンベルトアクションコレクション」ってゲームをご存知ですか?
ニンテンドースイッチ版やPS4版などが現在発売中で、オンライン協力プレイも可能なのですが、収録されているタイトルがすごい。
- ファイナルファイト
- ザ キング オブ ドラゴンズ
- キャプテンコマンドー
- ナイツ オブ ザ ラウンド
- パワードギア
- バトルサーキット
- 天地を喰らう2 赤壁の戦い
ソフト1本に7タイトルも収録されているお得なゲームです。
どれも名作ぞろいで、全部プレイしてほしいのですが、私が特にオススメしたいのが
天地を喰らう2 赤壁の戦い
です(以下、天地を喰らう2)。
なお、前作「天地を喰らう1」もあるのですが、名作としては2の方が名高いです。
※このレビューは、アーケード日本語版について記述しています。
https://team1986.jp/arcade-punisher-review/
https://team1986.jp/arcade-avp-review/
天地を喰らう2ってどんなゲーム?
天地を喰らう2もカプコン製ベルトアクションゲームです。
本宮ひろ志氏原作の漫画「天地を喰らう」をゲーム化したもので、前作のアーケードゲーム「天地を喰らう1」の続編にあたります。
天地を喰らう2のあらすじは、原作よりも「三国志」の史実に近いものとなっていて、史実ファンの人にもとっつきやすい内容になっています。
ゲームシステムは、以前紹介した「エイリアンVSプレデター」や「パニッシャー」よりも前の作品なのでシンプルなものですが、その分プレイしやすいです。
シンプルですが、クリア難易度は中々のものなので、手ごたえ十分。
さらにエンディングが3種類もあります。
この天地を喰らう2、
- とにかくボコボコにしたい、暴れたい
- 三国志そのもの、または武将が好き
- 本宮ひろ志氏の作品が好き、興味がある
- 三国志正史とは違う結末を見たい
といった人にオススメです。
天地を喰らう2のストーリー
次はストーリーの紹介です。
関羽(カンウ)、張飛(チョウヒ)と共に義兄弟の契りを交わした劉備(リュウビ)。
彼は義勇軍を結成し、悪道非道を重ねていた董卓(トウタク)を討たんと、関羽・張飛ら数多の武将と共に戦いを繰り広げる。
長い戦いの末、劉備軍は董卓を倒すことに成功し、大陸に平和が戻ったかに見えた。
だが突如、曹操(ソウソウ)率いる“魏(ギ)”の軍勢が、劉備軍に迫ってきたのだ。
その数、なんと100万。
絶体絶命の劉備軍。
果たして、劉備軍は魏の軍勢を倒すことができるのだろうか。
天地を喰らう2の基本操作
ゲームセンターで用意された筐体でプレイします。
8方向レバーが1本とA・Bの2つのボタンで武将を操作します。
また、このレビューでは、武将が馬に乗っていない状態を基に説明しています。
※馬に乗っている状態が有利な武将も居るので、都度説明を挟みます。
8方向レバー:武将の移動
武将を上下左右、または斜め方向に動かします。
Aボタン:連続技、アイテムを拾う、拾った武器で攻撃
素手や手に持った武器で攻撃します。
素手の状態でボタン連打すると3回まで連続攻撃し、敵をダウンさせます。
ジャンプ中に押すとジャンプキックに。
また、地面に落ちているアイテムや武器を拾うときにも、このボタンを使います。
Bボタン:ジャンプ
武将がジャンプします。
地上でA,Bボタン2つ同時押し:メガクラッシュ
敵などに当たると体力を少し消費する緊急回避技です。
発動中は完全無敵。しかも、周りの敵を吹き飛ばします。
ちなみにキッチリ同時押しでなくとも、Aボタンを押しながらBボタンでOKです。
レバーを下・上と入力しAボタン:必殺技
各武将固有の必殺技が出せます。
レバーを下 or 斜め下に入れつつBボタン:タックル
各武将固有のタックル技が出せます。
連続技中にレバーを上か下に入れっぱなし:連続技投げ
レバーを入れたまま攻撃すると、敵をムリヤリ投げます。
これを出来ない武将も居ますが、連続技投げは必須テクニックです。
敵をつかんだ時、レバーを左か右に入力しつつAボタン:つかみ投げ
つかんだ敵を、レバー入力した方向へ放り投げます。
投げた敵は他の敵を巻き込んでダウンさせるので、必須技の一つです。
敵をつかんだ時、Bボタン、Aボタンの順に押す:つかみジャンプ投げ
地上で行うものより高威力の投げを行います。
使用可能な武将紹介
それでは武将の紹介。全部で5人居ます。
ここでは武将ごとに、実際のプレイで「使うと有利になる攻撃」について補足しています。
関羽(カンウ):初心者向け
劉備の心意気に振れ、義兄弟の誓いを交わした闘将。
青い服を着たひげ面の男で、文武両道。
向かうところ敵なしの強さを誇るが、情に弱い一面も持つ。
使うと有利になる攻撃
- 連続技
- 連続技投げ
- つかみ投げ
- ジャンプキック
- メガクラッシュ
連続技投げ時のレバー操作
- 下に入力:前方向に敵を投げる
- 上に入力:後ろ方向に敵を投げる
必殺技やタックルなどの特殊動作に難ありですが、基本技の性能は最強です。
ドロップキックやつかみ投げ、連続技投げを駆使するだけで、ある程度ラクに進むことができます。
連続技投げの投げる方向に、くれぐれもご注意下さい。
攻撃力もやや高めで、ボス戦の火力としても大活躍。
迷ったら関羽を選びましょう!
魏延(ギエン):初心者~中級者向け
劉備率いる義勇軍に合流した武将の一人。
緑色の鎧を着けたハゲ面のオヤジだが、その強さは本物。
使うと有利になる攻撃
- 連続技
- 連続技投げ
- つかみ投げ
- タックル
- 必殺技
- メガクラッシュ
連続技投げ時のレバー操作
- 下に入力:前方向に敵を投げる
- 上に入力:後ろ方向に敵を投げる
基本性能を落とし、特殊動作の性能を向上させた関羽。それが魏延です。
連続技のリーチが短いので少々使いづらさを感じますが、必殺技の威力はバツグン!
連続技投げの投げる方向も関羽と同じなので、使い勝手も大差ありません。
趙雲(チョウウン):初心者~中級者向け
劉備率いる義勇軍に合流した武将の一人。
青い鎧姿のイケメンで長身、暇があるとすぐに訓練をしたがるのだとか。
使うと有利になる攻撃
- 連続技
- 連続技投げ
- つかみ投げ
- タックル
- ジャンプキック(横方向のみ)
- メガクラッシュ
連続技投げ時のレバー操作
- 上に入力:前方向に敵を投げる
- 下に入力:後ろ方向に敵を投げる
趙雲は、技の威力・防御力がやや低く、連続技中も攻撃を喰らいやすいといった特徴を持ちますが、機動力は最高です。
打たれ弱いため、敵を避けつつ要所で攻撃を刺し込む、といった動きが基本となります。
必殺技は威力が高いのですが、使いどころを間違えるとダメージを受けるので注意。
なお、連続技投げの投げる方向とレバーの対応が、関羽・魏延と逆になっています。
張飛(チョウヒ):中級者~上級者向け
劉備の心意気に振れ、義兄弟の誓いを交わした猛将。
黄色いタンクトップ、赤いズボン姿の荒くれ男。
頭は弱いが、戦いの腕前は超一流。
劉備や関羽を「兄貴」と呼び、慕っている。
使うと有利になる攻撃
- 連続技
- 連続技投げ
- つかみ投げ
- つかみジャンプ投げ
- 必殺技
- メガクラッシュ
連続技投げ時のレバー操作
- 下 or上に入力:前方向に敵を投げる
動作が遅く、連続技投げにかなりクセのあるパワーファイター。
他の武将と違い、つかみジャンプ投げがとても使えます。
操作に慣れないうちは、連続技投げ、必殺技も交えて戦うとラクでしょう。
また、防御力が最強なので、多少打たれても平気です。
黄忠(コウチュウ):上級者向け
劉備率いる義勇軍に合流した武将の一人。
武将5人の中で唯一の弓矢の使い手で、温泉巡りが趣味。
黄忠独自の特徴として、
- Aボタンを押すと矢を放つ
- 連続技、連続技投げができない
といった特徴があります。
使うと有利になる攻撃
- Aボタン連打:矢を3連射(馬に乗っていてもOK)
- タックル
- つかみ投げ
- つかみジャンプ投げ
- 必殺技
- メガクラッシュ
- 馬に乗った状態でレバー後ろ・前・Aボタンと入力:炎の矢(武将が右向きの場合)
防御力は紙、攻撃力は最強。それが黄忠です。
黄忠を使いこなすには、相当の慣れが必要になります。
移動はタックルを使用、Aボタン連打が必須、馬を唯一活用できるなど、張飛以上のクセを持っていますが、敵をあっさり殲滅したときの快感はたまらないものがあります。
天地を喰らう2の魅力は?
強い武将で突き進む爽快感
多くの敵兵や敵将を、たった5人の武将でなぎ倒してゆく様は爽快です。
後発のベルトアクションゲームと違い、操作方法がシンプルですが、それでもなお面白さを損なわないゲームの作りは、見事というより他ありません。
また、三国志で出演する武将たちを使えるワクワクさも、魅力の一つでしょう。
敵の強烈なやられシーン
敵のやられ方にも、様々なバリエーションがあります。
ただ吹き飛ぶだけでなく、粉々に砕ける、真っ二つになる、首が取れるなど、非常にグロい物が多いですが、生々しい表現ではないので、筆者としてはセーフと考えています。
好みが分かれるところですが、大事な魅力の一つではないでしょうか。
見てて腹が減る体力回復アイテム
これまたおなじみ、体力回復アイテム。
このゲームでもまた、食べたくなるラインナップです。
物語の舞台が中国ということで、肉まん、骨付き肉、北京ダックとタンパク質たっぷりのアイテムばかり。
後半面では豚の丸焼きも登場します。
ユニークなボーナスステージ
天地を喰らう2では、ボーナスステージが2回あります。
1回目は早食い競争、2回目は武将同士の練習試合となっています。
ただし、2回目に限り、1人プレイの場合は上から降る木人を多く倒すゲームになります。
早食い競争も、練習試合もアツいんです。
特に意味がなくとも競ってしまう、なんとも不思議な感覚。
ちなみに、練習試合で負けてもミスにならないのでご安心を。
3人同時プレイでもっと楽しく
武将が3人になると敵が増えますが、その分まとめて敵を倒せる感覚を味わえます。
今まで使ったことのない武将を選ぶのも一つです。黄忠とか。
攻略のコツ
ついでに、「天地を喰らう2」の攻略のコツを少しだけご紹介。
他のベルトアクションゲームでも応用できる内容も含んでいますので、ぜひご一読下さい。
敵を左右どちらかにまとめる
ベルトアクションゲームにおいて、基本中の基本です。
天地を喰らう2もまた、左右から敵が湧いてきます。
しかし、敵を放っておくと囲まれて、どんな武将でもあっけなくやられてしまいます。
ではどうするのか?
敵を左右どちらかにまとめてから対処するのです。
理想の状態としては、
- 画面のスクロール方向と反対側にまとめる
- 画面外に敵を追いやり、そのまま倒しきる
となります。
筆者もなかなかできないのですが、上記を意識したプレイを心掛けています。
ダウンさせる技を活用する
敵をまとめるには、敵を吹き飛ばすなどして、敵の位置を変える技を使う事が必要です。
天地を喰らう2であれば、連続技・投げ技・ジャンプキック・タックル・メガクラッシュのどれかを使う事になります。
特に投げ技は多用するので、とっさの時に出せるようになっておくと良いでしょう。
それでもダメならメガクラッシュ
あれこれと武将を操作していても、敵に囲まれることは多々あります。
そこでメガクラッシュの出番!
敵の攻撃を「喰らいそうだな」と思ったら使いましょう。喰らってからでは遅いことが多いです。
敵の攻撃のダメージは非常に高く、最低メガクラッシュ4発分の体力は持っていかれます。
危なくなったらメガクラッシュを2~3回連発することで状況が好転することも多いのです。
回復アイテムを取るタイミングを見極める
ステージに点在する回復アイテムは、体力がそれ相応に減っているときに取りましょう。
点数稼ぎをしているならともかく、クリアを目指しているのなら、回復アイテムの体力回復量の目安を覚えておくと良いでしょう。
- 肉まん(小):体力の約10%
- 骨付き肉(小):体力の約20%
- 肉まん(大)、骨付き肉(大):体力の約40~45%
よく出てくるアイテムの回復量は、上記のようになっています。豪華で大きいものほど回復量が多い、と覚えましょう。
馬は上級者専用!
天地を喰らう2に慣れていないうちは、馬に乗ることはやめましょう。なすすべも無くやられてしまいます。
なお、1人プレイでスタートしたとき、武将が馬に乗って現れます。ステージ1のボス戦直前までは、馬に乗っていても良いでしょう。
プレイできる場所
天地を喰らう2は稼働当時から人気があり、移植されたハードも多いので、プレイする機会は大変多いです。
冒頭でお話しした「カプコンベルトアクションコレクション」でもプレイできます。
それでも筆者としては、アーケード筐体でプレイすることをオススメします。
以前お話しした秋葉原のHEY(ヘイ)をはじめ、様々なゲームセンターでよく見かけるので、ぜひプレイしてみて下さい。
ゲームセンターならではの雰囲気を楽しんでみてください。
秋葉原Hey店舗情報
住所 | 東京都千代田区外神田1-10-5 廣瀬ビル1階~4階 |
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アクセス | JR秋葉原駅電気街口を出て徒歩2分、 「ダライアスバーストAC EX」の 巨大なIRON FOSSILが目印 |
営業時間 | 10:00~23:45 |
定休日 | 年中無休 |
公式サイト | 公式サイトはこちら |
まとめ
いかがでしょうか。シンプルな作りながら、しっかりとベルトアクションを楽しめる天地を喰らう2。
- とにかくボコボコにしたい、暴れたい!
- 三国志そのもの、または武将が好き!
- 本宮ひろ志氏の作品が好き、興味がある!
- 三国志正史とは違う結末を見たい!
といった人にオススメです。
それでは、また。
画像出典元一覧:
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